会社法における企業結合の処理

会社法による企業結合の基準について、以下にポイントだけ整理しておきたいと思います。

・設けられている規定
?資本金・資本準備金計上額について
?資産及び負債の評価について
?のれんについて
?株式の特別勘定について

・企業結合形態の判定の流れ
?共通支配下の取引
?共同支配企業
?持分の結合
?取得

?⇒?の順に判定する。
?、?に該当しないものについて、
?⇒?の順に判定する。

以下においては、実務上問題になりやすい「取得」を前提に説明を加えます。

・のれん

のれん=支払対価の時価(Ex.交付株式等の時価)−識別可能な財産(Ex.取得財産時価

・株主払込資本変動額

資本等の金額=支払対価の時価−自己株式の帳簿価額

⇒資本等の金額は契約等で定められた資本金、資本準備金を差し引き、残額は「その他資本剰余金」とする。

以上、ご意見・ご指摘等がございましたら、お待ちしております。