104 プライベートエクイティ 6つの教訓


●Point
1.フルポテンシャルの見極め
2.ブループリントの策定
3.成長の加速
4.人材の活用
5.自己資本の活用
6.結果主義の風土醸成

すなわち、投資時に「フルポテンシャル」を見極め、
「ブループリント」を策定。
ブループリント達成のために、「人材」、「自己資本」を活用し、
「成長の加速」を図る。
また、反復(再現)可能性を高めるために、「結果主義の風土」を醸成させていく。

●1.について
・フルポテンシャル=いかにキャッシュフロー(以下、CF)を高めることができるか
そのための収益、株価の上昇。

・3〜5の重要経営課題に注力

・重要経営課題の抽出のために、以下の点についてDD実施。
1.顧客分析
2.環境分析(競争、規制、マクロ経済)

・撤退ラインも設定しておく

●2.について
・3〜5年の期間について、設定。

・3〜5年後の見直しも必要。

●3.について
・成長加速のために4.、5.が必要

・適切なKPIによる管理、KPIはキャッシュフローを重視した指標を使う。
⇒製造、販売、開発、財務のどこに課題があるのかに指標を分析することで
見極める
⇒実務上、KPIとして、財務が問題ありなら経常利益、なしなら営業利益

●5.について
・現金創出能力=EBITDA−運転資金−債務返済金額−設備投資額
基本的な考え方は、EBITDAを増やし、運転資金を減らす。

・いかに現金が少ないか認識することで、資産を有効活用する意思が働く。

・設備投資についても、借入による調達を前提とした厳しい管理が必要。

プライベートエクイティ 6つの教訓 経営のための知恵袋 (MEMO TO THE CEO 1)

プライベートエクイティ 6つの教訓 経営のための知恵袋 (MEMO TO THE CEO 1)